Arai Koh's Create Life

シナリオライター&ゲームライター・アライコウのブログ。創作、新旧の商業・インディーノベルゲームなどについて書きます。

フリーゲーム作者には一度有料ゲームのリリースに挑戦してみてほしいという話

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 Twitterにこんなツイートが流れてきました。

 フリーゲームのプレイヤーには、一部やたらうるさいのがいるというのは、わりとよく聞く話です。
 フリーゲームなんて、拙い出来で当たり前です。私などは昔から「タダで気軽にプレイさせてもらってるから、多少のおかしいところ、不備は笑って流そう」と考えてますが、そう考えない人もいるようで、時には失礼な文句、無茶苦茶なクレームを作者に投げかける人もいるのです。
 で、そういうのに疲れてしまってゲーム作りから離れてしまうクリエイターも、どうやら少なくはないようです。

 しかしそれではあまりにもったいない。
 アマチュアゲームは、作り手自身が楽しめてなんぼです。だからプレイヤーの理不尽とも思える意見、クレームに疲れて、次の作品を作るのはもうやめよう……と思っている人は、言わば雑踏から離れ、有料作品に挑戦してみるのもひとつの手です。

 有料作品なら、ボリューム満点の大作を作らなければならないのではないか? そう思うかもしれませんが、決してそんなことはありません。
 私が『BAD END』というホラーアドベンチャーゲームをリリースしています。もともとはガラケー作品でしたが、現在はiOS、Android、Mac、Steam向けに展開しています。

arai-create.net

 この作品のシナリオ容量は、せいぜい150KBです。わかりやすく言うと、文庫本1冊分もありません。かなりコンパクトな作品と言えます。
 そんな『BAD END』ですが、おかげさまで高評価をいただいています。スマホ版のリリースからそろそろ6年になるのですが、現在もちまちまと売れ続けています。

 

 もしこの作品がフリーゲームだったら、と考えることがあります。
 おそらくはユーザー数が増える分、寄せられる意見も増加するでしょう。比例して理不尽な意見やクレームも。否応なくそれを目にして、私のやる気は間違いなく減衰していたでしょう。

 もっとも私は個人事業として『BAD END』を有料でリリースしているわけで、普通のフリーゲーム作者とは事情が異なるのですが、有料リリースの一種の心地よさというものは確かに感じています。
 もしユーザーの気軽で心ない声に疲れてしまっていたら、ぜひとも一度は有料作品のリリースに挑戦してみてください。それまでに知らなかった世界が見えてくるかもしれませんよ。