Arai Koh's Create Life

シナリオライター&ゲームライター・アライコウのブログ。創作、新旧の商業・インディーノベルゲームなどについて書きます。

月姫以前では屈指の大作同人ノベルゲーム『Remel』を入手しました

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 同人ノベルゲームの歴史をいつかまとめたいと思っているのですが、そのために触れなくてはならない作品はいくつかあり、これもそのひとつだろうと思います。

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 2000年8月にリリースされた、うさぎ倶楽部『Remel』。ごくオーソドックスな、しかし当時としてはきわめて珍しいオリジナルの“フルボイス”18禁アドベンチャーゲームです。
 うさぎ倶楽部は現在の人気ゲームブランド・ういんどみる(18禁)の前身サークルです。この『Remel』という作品は、当時の同人ノベルゲームとしては破格のクオリティであり、かの『月姫』(2000年12月リリース)以前では屈指の大作、力作であるという評判は知ってはいましたが、プレイしたことはなかったのです。規格はCD-DAで、ディスクをパソコンに入れておかないとサウンドが再生されません。当時のゲームはこういうのが珍しくありませんでした。

 ういんどみるは現在、CatSystem2というゲームエンジンを一般公開しています。商業作品にも多数採用実績のある優秀なエンジンですが、『Remel』の実行ファイルを見ると「cs.exe」となっていました。どうやらCatSystem2(こちらは「cs2.exe」)の前身となるエンジンが使われていたようです。まあ2があるんだから1もありますよね。
 この当時はNscripterがようやくポツポツ使われ出した頃で、吉里吉里/KAGにいたっては公開されていたもののまったく無名の存在でした。そんな中、うさぎ倶楽部は独自のプログラムで大作を作り上げ、それを元にやがて一般利用も可能な便利なゲームエンジンに仕上げていったのです。

 そんなわけで、ノベルゲーム制作ツールの歴史的にも『Remel』という作品は意外と重要な位置づけになるのだろうと考えています。肝心の内容については、レビューはたぶんしませんがまったりプレイしていこうと思います。