Arai Koh's Create Life

シナリオライター・アライコウのブログ。創作、新旧の商業・インディーゲームなどについて書きます。

札幌創作オフ会に参加。そしてアマチュア創作の今後について

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 7日から9日にかけて札幌に旅行していました。飛行機に乗るのは高校の修学旅行以来で、乗り方とかろくにわからなかったんですが、今時はスマホでパッパと手続きできるんですね。思った以上に簡単で驚きました。

 さて、今回の旅行の目的のひとつは、フリーノベルゲームレビュアーにしてノベルゲーム作者のNaGISAさん(@NaGISA1770)主催・札幌創作オフ会に参加することでした。ネット上ではかれこれ15年前からお知り合いだったのですが、直接お目にかかるのはこれが初めて。しかし顔も本名も知らないのに、出会った瞬間に打ち解ける。これがオフ会の醍醐味ですね。

 

 創作の話をいろいろとしたわけですが、アマチュアの小説やノベルゲームがなかなか注目されない、プレイしてもらえない問題がやはり持ち上がりました。

【参考記事】フリーゲームの世界は優しさで満ちていてほしい

「そんなの当たり前じゃないの」と思われる方もいらっしゃるでしょうが、15年前であればそれなりにユーザーが集まったんですよね。メンバーの中では私とNaGISAさんがゼロ年代初頭のフリーノベルゲーム界をそれなりに知っていたので、当時との比較も交えてトークが弾みました。
 たとえば私が最初に作った作品『Twinkle Little Star』(2003年公開)だと、1ヶ月で5000ダウンロードを記録しました。そしてNaGISAさんのデビュー作『カレイドスコープ』(2004年公開)も、累計で5桁に達しているそうです。今では相当難しい数字かと思います。
 他の参加者の方から具体的なダウンロード数を聞きましたが、今の人たちは大変だなと思うことしきりでした。フリーノベルゲームの隆興期に活動できた私やNaGISAさんは、ある意味で恵まれていたかもしれません。

 制作ツールの充実などを要因として、15年前よりも作り手の数がうんと増えました。創作に楽しみを見いだす人が増えるというのは、実に喜ばしいことです。
 しかし受け手の数も増えているわけではないのでしょう。商業のスマホアプリなどでも基本プレイ無料の時代です。タダ同然でプロの作品を楽しめるのに、アマチュア作品に積極的に手を出そうという人は、だいぶ珍しくなってきています。まずはそのことを認識し、それでもやっていきたいと思うかどうか? 小説でもゲームでも絵でも、アマチュアクリエイターに求められるのは第一にこの点かもしれません。

 などと書いていたらちょうどNaGISAさんのレポートがアップされたので、最後の部分を引用させていただきます。

だからこそ、みんながダウンロード数にとらわれ過ぎたり、みんなが人気作品を作る、コンテストで入賞することを目指すのではなく、創作を通じての交流を、もっと楽しめればと思うのです。1人1人の作者が、「一プレイヤーとして、他の作者に少しでも寄り添い、フリーノベルゲーム(Web小説でも同じです)の世界を盛り上げる」ことをちょっとでも意識すれば、たとえダウンロード数がそこそこで、コンテストで入賞しなくても、きっともっと楽しい世界になるはずです。

 まさにそのとおりだと思います。
 アマチュアクリエイターのみなさん、反応が少なかったとしても、どうかめげずに楽しみながら創作を続けてください。これからの時代、同好の士との交流が、創作意欲を継続する秘訣かもしれません。