Arai Koh's Create Life

シナリオライター・アライコウのブログ。創作、新旧の商業・インディーゲームなどについて書きます。

なぜ私はブログに長文のゲームレビューを書くのか

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 フリーノベルゲームレビューの老舗、NaGISA netのNaGISAさんが先日、こんなツイートをされていました。

 私がフリーノベルゲーム活動を開始した2000年代前半は、それこそ自サイトにレビューをアップするくらいしかありませんでしたが、やがてブログという便利なものが登場しました。それからしばらくは自サイトとブログの2つが、多くのユーザーにとってゲームレビューの発表の舞台であったと思います。
 しかし現在は確かに、そういうことをしている人は減っている印象です。娯楽の選択肢が増えた影響もあるでしょうし、そもそも自サイトやブログの管理って面倒ですもんね。またスマホアプリやSteamなどはレビュー投稿機能があるので、それを使えば事足りるというのもあるでしょう。

 そしてSNSの登場です。Twitterは「これすげえ!」「ここが笑える!」と数枚のスクリーンショットと一緒に手短に伝えるには最適です。ゲームキャストさんなんかは、このテクニックがとても上手い。たとえば最近バズったこちら。

 ゲームキャストさんは本拠地のブログで、より充実した非常に真摯なレビューをされています。しかし普段はブログをチェックせず、まずTwitterで感想を目にするという人はだいぶ多いでしょう。

 

 さて私は去年あたりから、インディーゲームを中心に少しずつゲームレビューを再開しています。
 Twitterでも「おっ」と思った部分についてつぶやくことはありますが、やはりブログが一番だなという実感があります。文字装飾やリンク設定が簡単ですし、↑みたいにお手軽に複数のツイートを引用できたりしますから。もちろん機能面だけでブログを選んでいるのではありません。

 私のゲームレビューのスタイルは、とにかくシナリオのいいところを取り上げるというので以前から一貫していますが、最近はコンセプトやゲームデザイン――つまりシナリオ以前の、作り手のこだわりとか思想とか、そういうところも考察しようと心がけています。クリエイターとしての勉強という意味合いが多分にあります。ともあれ必然的に長文になるので、SNSやレビュー投稿機能を使うのでは、ちょっと難しい。Twitterはすぐに流れてしまうので、備忘録としてもブログのほうが有利です。
 何より「一気に読める/読ませる快感」というのがあるわけです。この点、Twitterよりも確実にブログ記事に優位性があるでしょう。そしてレビュアー自身の熱量。こちらも140字に込めるということはなかなか難しく、やはり長文で書いてこそです。
 今までもっとも熱量を込めたレビューは何だろうと思い返してみましたが、やはりこちらになるでしょうか。

www.araicreate-blog.com

 私もNaGISAさんと同じく、埋もれがちな作品を取り上げたいという傾向があります。『親愛なる孤独と苦悩へ』も、一部ではとても好評価ですがまだまだ埋もれている作品でしょう。インディー作品を取り上げる際は、やはり「宣伝してあげたい! プレイヤー増えろ!」という思いが強くなります。私自身もクリエイターなので、長文レビューを書いてくれることのありがたさは身に染みて知っています。
 そしてノベルゲームをプレイしていると、作者自身の辿ってきた人生さえも見えるような気持ちに囚われることがあります。『親愛なる孤独と苦悩へ』はまさにそうした作品で、これを取り上げようと思ったらSNSではとても不十分でした。

 いろいろ論じましたが、ブログに書くのは思うようにできるし実用的だし後から見やすいし後々まで残せるし、ということです。そういうわけで今後も、Twitterでは軽い感想を投稿しつつ、ブログでなるべく長文のレビューを書いていくというスタイルを続けていきたいと思います。

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