Arai Koh's Create Life

シナリオライター・アライコウのブログ。創作、新旧の商業・インディーゲームなどについて書きます。

発表から7年越しの発売へ。青春恋愛萌えゲー(?)『夢と色でできている』体験版レビュー

スポンサードリンク

同人誌、同人ゲーム、同人ソフトのダウンロードショップ - DLsite.com

 タイトルが発表されたものの、いつになっても発売されず企画倒れ……そんな美少女ゲームは残念ながら珍しくありません。しかし中には根気強く開発が進められ、幾度も延期して(これダメですけどね)、ついに発売にこぎ着けたというゲームもあります。
 今回ご紹介するのは、feng『夢と色でできている』(18禁)。なんと発表からおよそ7年の歳月を経て、ついに明日22日リリースされるのです。

子どもの頃、主人公たちはよく集まって遊んでいた。
幼なじみの仲良しグループ。
グループ名は「地球防衛軍」。思い出すと恥ずかしくなる名前。

 

だがある日、主人公が抜けたことで、そのグループは解散となった。
その後、転校する子が現れたりと、仲間たちは少しずつ疎遠になっていった。

 

そして、今。
主人公が通っている学校に、転入生がやって来た。
その子は、過去に転校して別れることになった、仲間の一人だった。
彼女との再会をキッカケに、仲間たちは再び集まり出す。
子どもの頃に結成したグループを、今度は部活として立ち上げることになる。

 

部活の名前は「神門防衛部」。通称「防衛部」。

 

活動内容は、恋愛を始めとする、学校の生徒たちの青春を守ること。
お悩み相談等のお助け部のようなノリ。

 

部員たち自身も、残念な趣味があったりして、これまで恋愛をしたことがない。
部活動を通して、部員たちもまた、恋愛を経験してみたいと考えるようになる。

f:id:araicreate:20190221173255p:plain

 体験版をプレイして感じたのは、企画開始が7年以上前ならば当然ではあるのですが、これは今の流行ではないな、ということです。
 ヒロインは可愛いけれどちょっと幼稚で周囲を振り回したり、いささかわざとらしい口癖が用意されていたり。一風変わった部の設立にせよ、幼馴染が再び集まって……というプロットにせよ、ちょっと前に流行ったアニメや萌えゲーといった雰囲気が色濃く感じられるわけです。

 しかしだからと言って、面白くないというわけではありません。むしろかなり面白い。テキストはするすると読みやすく、ストーリーも無理のない運び。主人公も基本的にいいやつで、キャラクターは全体的に欠点より美点のほうが勝っています。特にメインヒロインの姫色(ひいろ)はヒーローとかけていて素晴らしいネーミングだと思いました。何かと面倒な性格ですが、それもほどほどに抑えられていて、結局は女子としての可愛さが前面に押し出されています。
 そして体験版の最後、予想だにし得なかった謎の展開が待っていました。はたしてこれは本当にただの恋愛ものなのか? まさかSF? 一抹の不安がありながらも期待をそそられる終わり方になっています。

 あくまで体験版の範囲での印象ですが、基本には非常に忠実で、そこに少しひねりを加えている(かもしれない)青春恋愛萌えゲーです。はたしていい意味で予想を裏切ってくれるのでしょうか。私はちょっと忙しいので当面手を出せませんが、1週間もすればユーザーの声が聞こえてくるでしょう。楽しみにしたいと思います。