Arai Koh's Create Life

シナリオライター・アライコウのブログ。創作、新旧のインディーゲームなどについて書きます。

コアなファンを掴むか? DMMの新作美少女ソシャゲ『アートワール 魔法学園の乙女たち』の王道ストーリー

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 現在、DMMでは美少女ソシャゲの新作ラッシュとなっているのですが、私が今回プレイ開始したのが『アートワール 魔法学園の乙女たち』(以下、アートワール)です。全年齢版とR-18版がありますが、私は紳士なのでもちろん後者をプレイしています。

 このゲームの運営をしているのは株式会社テンクロス。ガラケー時代から良質なノベルゲームアプリを発表してファンを獲得し、2008年に商業化。今年が創業10周年です。
 私もガラケー時代からいろいろとプレイしているのですが、お仕事をご一緒したこともありました。そのことに関しては以前に記事にしたことがあります。

www.araicreate-blog.com

現在はスマホアプリが最新OSに対応しておらず、いずれプログラムを一新して再リリースする予定とのこと。

 テンクロスは一貫して物語重視のゲームを世に出してきました。ソシャゲ運営においてもその理念は変わらず、『アートワール』も明確にシナリオに重点を置いたコンセプトとなっていました。

百年に及ぶ魔界との大戦を終わらせた最強の存在。
それが『大戦の英雄』と呼ばれる主人公(あなた)。

しかし平和になった世の中で英雄はその力を危険視され、
『アートワール魔法学園』の教職に就かされてしまいます。

そこは世界中から魔法の才を持つ乙女たちが集う、魔法研究の最高峰。
世界の中心にそびえる究極の学び舎。

新しい大戦の英雄の物語が今、始まります。

 最強の勇者・英雄のその後のイチャイチャ生活を描く……近年のライトノベル、とりわけなろう小説のトレンドのひとつですね。

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主人公の幼馴染で姉代わりのマホ。デカい。

 本作は基本ストーリーと個別のヒロインストーリーから成っており、バトルを繰り返すうちにストーリーを読み進めることができます(バトルシステムや装備システムについては本稿では割愛。すぐに慣れるでしょう)。
 いったい主人公は何を目指すのか……なのですが、基本ストーリーのラストでそれが明かされます。大英雄である主人公が特定の女性の伴侶となることは望ましくなく、結婚は禁じられる。しかし……。

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 YOU子作りしちゃいなYO。偉大な血をどんどん残してちょうだいという、これまさにエロゲ。このコンセプト一点で『アートワール』は過酷なソシャゲのレッドオーシャンを生き残ろうとしているわけです。
 もちろん主人公もヒロインたち(一部除く)も当初は困惑するばかりですが、個別ストーリーを通じて絆を深め、やがて……という流れになるのでしょう。私はまだ基本ストーリーを終えたばかりなのですが、ヒロインたちのいろいろな背景、物語を見るのがこれから楽しみです。


 ところでテンクロスはもうひとつ『ようこそ!恋ヶ崎女学園へ』(以下、恋ヶ崎)というR-18ゲームを運営しています。

ようこそ!恋ヶ崎女学園へ(R-18注意)

 絶滅ウイルスが蔓延した結果、男子の激減した近未来。健全な子孫繁栄のため、主人公は乙女の園「超女学園」でたくさんの女子と恋を育んでいく……。バトルやカード育成要素はあれど、根っこは古きよき美少女アドベンチャー。この作品コンセプトは『アートワール』とも共通するものがあります。というより『恋ヶ崎』をアレンジしてファンタジー世界に持ってきたと言えるかもしれません。

『恋ヶ崎』は2014年に運営開始し、今年の春に4周年を迎えているのですが、数ヶ月で終了してしまう作品もある中、驚くほど長期間にわたって運営されています。実際、DMMの中でも相当古参の部類に入るはず。
 何を意味しているかというと、その作品コンセプトを少なくないファンが支えているということです。

 実のところ私も『恋ヶ崎』をローンチからプレイしているのですが、開始当初はそれほどの人気ではなかったように思います。それが一転人気を上げてきたのは、水着イベントからでした(ただし実施時期は秋。リアルと連動しない季節イベントは恋ヶ崎名物です)。ものすごくぶっとんだキャラと笑えるシナリオが相乗効果を発揮し、大好評。サービス終了寸前から立ち直ったとまで伝えられます。
 これがターニングポイントとなり、以降の『恋ヶ崎』はDMMにおいて「普段はやることがあまりないけれど、イベントでは頑張る甲斐がある」というサブゲーのポジションを確立しました。

 

 で、『アートワール』もそういったノウハウを生かしつつ、イベントのシナリオに力を入れていくんじゃないかなと予想されます。システム面やユーザビリティは、今後どんどん改善されるはずです。初日にプレイして「うーん……」と思った方も多いかもしれませんが、やがて行われるはずの初イベントを見てからでも、評価を下すのは遅くはないんじゃないでしょうか。