Arai Koh's Create Life

シナリオライター・アライコウのブログ。創作、新旧のインディーゲームなどについて書きます。

WOLF RPGエディター10周年。ツクールから自作プログラムへ移行し大成功

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 今年はフリーのRPG制作ツール『WOLF RPGエディター』(以下ウディタ)が公開されて10周年です。

 このツールのお世話になってきたアマチュアクリエイターは、いったいどれほどいるでしょうか。RPGツクール1強の市場に颯爽と登場し、瞬く間に人気とユーザー数を獲得したこのツールの功績は、計り知れないと言って過言ではないでしょう。

 SmokingWOLFさんは私にとっては、いつまで経っても『シルフェイド見聞録』の作者としての印象が強いのですが、今や『片道勇者』がSteamでも『One Way Heroics』として人気を博し、またスパイク・チュンソフトの『不思議のクロニクル 振リ返リマセン勝ツマデハ』の原作にもなりました。

不思議のクロニクル 振リ返リマセン勝ツマデハ - PS4

不思議のクロニクル 振リ返リマセン勝ツマデハ - PS4

 

 

 もともとSmokingWOLFさんはツクールシリーズのフリーゲーム作者だったわけですが、フリーゲーム作者→商業クリエイターとしては、もっとも成功したひとりと言えそうです。

 その歩みを決定づけたのが2005年、RPGツクールXPを用いた初めてのシェアウェア『シルエットノート』の大ヒットでした。私も大変楽しませてもらいましたが、当初はウェブマネーのみの支払いでした。私を含め、これで初めてウェブマネーを使ったという若い人が相当いたはずです。2006年当時の日誌には、こんなことが書かれています。

「今まで見たこともない額が書いてあって金銭感覚がマヒしそうです」
「ソフトで食べていく事には全く問題なさそう」

 そしてSmokingWOLFさんが決断したことが、今後はツクールシリーズに頼るのではなく、自分でプログラムしようということでした。

一応、自分でツールを作れれば、ツールを改善していくことでゲーム開発スピードを常に最大にできるという利点がありますがツール作るのは思っていた以上に大変です。

 当初こそ慣れないことで苦労があったようですが、やがて2008年3月、ウディタをリリースします。このツールを採用した同時期リリースのアクションゲーム『モノリスフィア』はコンテストパークで金賞を受賞しました。
 その後2011年にはシェアウェア第二弾の『シルフェイド学院物語』をリリース、これまたヒット。そして2012年には『片道勇者』をリリース。最初のバージョンはフリーゲームでしたが、今や世界中にファンを持つ作品に育っているのはすでに述べたとおりです。

 クリエイターとして独り立ちできそうという目処がついてすぐ、自作プログラムに移行すると決断したことが、今の成功に繋がったわけです。なかなかできることではありませんよね。