Arai Koh's Create Life

シナリオライター・アライコウのブログ。創作、新旧のインディーゲームなどについて書きます。

制作メンバーは全員中高生! 『天穹の境界線』を要チェック

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 以前、クラウドファンディングに成功したインディーノベルゲーム『FATAL TWELVE』について書きました。

www.araicreate-blog.com

 クラウドファンディングで成功するためには、第一に「おおっ?」と思わせる要素があるかどうかでしょう。『FATAL TWELVE』はすでに前作で世界的な実績を作っていたことが成功の大きな要因だったことは疑いないですが、まったく実績のないサークルにとってはハードルが高いと言わざるを得ません。
 しかし、そのまったく実績のないサークルが目を見張るほどの成功を果たしています。

 サークルNoel Worksによるギャルゲープロジェクト『天穹の境界線』。

「高校生が、ギャルゲを作る。」

 このキャッチコピーのとおり、本作の制作中心メンバーは名門中高一貫校、麻布学園の生徒たちです。
 これほどに「おおっ?」と思わせる要素はないでしょう。是が非でも応援したい、完成のために支援したい。そう思った人が続出したようで、目標金額30万円のところ、現在までに150万円以上を集めています。かといって話題先行というわけではなく、スクリーンショットやPVを見るかぎり、クオリティも十分に高そうです。

 最近は同人ゲーム制作をテーマにした作品がいろいろあります。丸戸史明さんのライトノベル『冴えない彼女の育てかた』、みなみそふとのPCゲーム『少女たちは荒野を目指す』、インディーゲームなら以前当ブログでも『同人ing』という作品を紹介しました。しかしリアルでもこういうことがあるというのは初耳でした。もしかしてわりと珍しくもないのでしょうか?

 ところで、アピール文にもいろいろと興味深い点がありました。

サークル結成者である私は「大人」の制作したギャルゲーに違和感を感じたのです。
(中略)
私が感じた違和感。それは、「実際の高校生の感性とは離れている」ということでした。実際に高校生活を送っている私たちからすると、違和感がある表現や環境が多いと感じたのです。

 これは現役の作家・シナリオライターにとって、なかなか目を逸らしがたい問題です。私はもう30代後半になりますが、高校生活を送っていたのは20年も前になります。はたしてリアルな学生を書けているだろうか? と問われれば、一度立ち止まって考えなければなりません。
 そういう意味で『天穹の境界線』には、とても興味があります。現役の中高生が作る学園ギャルゲー、むしろ勉強させていただきたいという気持ちです。すでにクラウドファンディングの成功は決まっていますので、あとはいつリリースされるか。楽しみに待ちたいと思います。