Arai Koh's Create Life

シナリオライター・アライコウのブログ。創作、新旧のインディーゲームなどについて書きます。

良作ミステリーの誕生! 『シロナガス島への帰還』を要チェック

冬コミでまたいくつもの新作ノベル・アドベンチャーゲームが誕生したことと思いますが、私が注目しているのがこの作品です。 サークル旅の道がリリースした『シロナガス島への帰還』。シナリオを一手に手がけられたのは鬼虫兵庫さん。講談社BOX新人賞Stones…

『BAD END』『魔法使いの見た夢』価格改定のお知らせ

アライクリエイト事務所(代表:アライコウ)はインディーゲームクリエイターとして、2013年12月にホラーアドベンチャーゲーム『BAD END』を、2016年5月に魔法活劇ノベルゲーム『魔法使いの見た夢』を、それぞれiOS版でリリースいたしました。 アライクリエ…

今度は平安時代! インレ完全新作『源平繚乱絵巻 -GIKEI-』

旧年中は大変お世話になりました。2019年もよろしくお願いいたします。 今年は昨年以上にインディーノベルゲームをプレイしたいと思っていますが、商業作品にはまったく手を伸ばさない、ということではありません。そして絶対にプレイする、という作品が元旦…

2018年の印象に残ったゲームTop5。ノベルゲーム熱が再燃した年

2018年も残すところ、あとわずかとなりました。 今年は端的に言うと、ノベルゲーム熱が再燃した年でした。近ごろは仕事に追われていたことと……30代も半ばを過ぎれば誰もがそうだと思いますが、ゲームをプレイするための体力、そういうものが衰えているのを実…

『デイグラシアの羅針盤』Switch版発売記念の同人誌が冬コミに登場!

『デイグラシアの羅針盤』レビュー前編――最悪ではあってもバッドエンドではない 『デイグラシアの羅針盤』レビュー後編――正解のない考察、されど意味はある 以前にレビューを書いたSFサスペンス『デイグラシアの羅針盤』、もう間もなくNintendo Switch版がリ…

「国」シリーズの最新作『ハルカの国』体験版が近日公開!

突如天狗になった少女の成長物語『みすずの国』レビュー 少年ふたりの鮮烈な青春ノベルゲーム『キリンの国』レビュー ここ最近プレイして感動している「国」シリーズ。(2018/12/27追記:これまで「天狗の国」シリーズと書いていましたが、作者ブログでは「…

Steamで売り上げを伸ばす手段、バンドル販売

私はパブリッシャーの協力を得てSteamでノベル・アドベンチャーゲームを販売しているわけですが、英語に対応していると海外のパブリッシャーからバンドル販売の誘いを受けることがあります。 バンドル販売とは複数の製品を合わせて販売することです。複数の…

3分ゲーコンテストが復活! 投票受付中

ゲームコンテストには商業だけでなく個人による運営のものがしばしばあります。今一番ホットなのはティラノシリーズ作品を集めるティラノゲームフェスでしょうか。※今月中には結果発表です。 私にとって印象深いアマチュアゲームのコンテストに、3分ゲーコン…

ティラノVR注目の機能[eye]タグ! いったい何ができる?

【前回の記事】「ティラノVR」爆誕! 誰でもより簡単にVRゲームを作れるように 各所で大々的に紹介され、当ブログでもちょろっと記事にしたティラノVRですが、開発者さんもおすすめの機能があります。 個人的なティラノVRの推しタグは[eye]タグですね。オブ…

「ティラノVR」爆誕! 誰でもより簡単にVRゲームを作れるように

ティラノスクリプトの利用者はますます増えていますが、このたびとんでもない新ツールが誕生しました。 新ツール『 tyranoVR 』(ティラノVR)をリリースしました!バーチャルリアリティに対応したゲームやコンテンツをスクリプトベースで簡単に制作できます…

少年ふたりの鮮烈な青春ノベルゲーム『キリンの国』レビュー

【前回の記事】突如天狗になった少女の成長物語『みすずの国』レビュー 前回の続きです。『みすずの国』は非常に抒情豊かで読後感も爽やかな短編でしたが、『キリンの国』はさらにそれを発展させ、質的にも量的にも大満足のフリーノベルゲームとなっていまし…

突如天狗になった少女の成長物語『みすずの国』レビュー

ここ数年の私は仕事にかまけて新規のノベルゲーム開拓をなかなかできずにいたのですが、今年5月に行われたコミティアのビジュアルノベル部に足を運んだのがきっかけで、ようやくその意欲も再燃していました。 【参考記事】コミティアのビジュアルノベル部を…

『デイグラシアの羅針盤』レビュー後編――正解のない考察、されど意味はある

※ネタバレを含みますので、未プレイの方はご注意ください。 ※未読の方はこちらからどうぞ。 『デイグラシアの羅針盤』レビュー前編――最悪ではあってもバッドエンドではない 前編で「選択肢とは主人公に強制的にミスをさせる機構」と書いた。 プレイヤーの操…

『デイグラシアの羅針盤』レビュー前編――最悪ではあってもバッドエンドではない

海洋SF同人ノベルゲームの大作『デイグラシアの羅針盤』がNintendo Switchに移植決定! 先日も記事にしたとおり、サークルカタリストのアドベンチャーゲーム『デイグラシアの羅針盤』はNintendo Switchに移植されることになった。そしてちょうどプレイし終え…

50歳のサラリーマンが一念発起して制作! アドベンチャーゲーム『二重人格マリエ』レビュー

「モノを売るにはストーリーが必要である」 制作やマーケティングに多少なりとも関わったことがあるなら、こういった方法論を耳にしたことがあるでしょう。 あらゆる製品は、どんなに一生懸命作っても、ただ市場に置いただけではそうそう目に止まりません。…

海洋SF同人ノベルゲームの大作『デイグラシアの羅針盤』がNintendo Switchに移植決定!

最近はSteamと同等以上に同人・インディーゲームが進出しているNintendo Switchですが、このたびノベルゲーム愛好家が見逃せないニュースが入ってきました。 有限会社レジスタはNintendo Switch専用ソフト第二弾として「デイグラシアの羅針盤」を今冬、DL専…

コアなファンを掴むか? DMMの新作美少女ソシャゲ『アートワール 魔法学園の乙女たち』の王道ストーリー

現在、DMMでは美少女ソシャゲの新作ラッシュとなっているのですが、私が今回プレイ開始したのが『アートワール 魔法学園の乙女たち』(以下、アートワール)です。全年齢版とR-18版がありますが、私は紳士なのでもちろん後者をプレイしています。 お待たせい…

長らく更新していないiOSアプリは一斉削除の方向へ。しかし歓迎すべきこと

Appleがアプリ開発者に対して唐突な告知をするのは、もはや見慣れた光景となっています。今回も複数の開発者が驚き、困惑する告知があったようです。 放置してるiOSアプリがそろそろ削除するぞってAppleから警告きた。この規約違反ですね。 pic.twitter.com/…

ご存じですか? 名作ツクールホラー『囚人へのペル・エム・フル』のリメイク計画

伝説のツクール作品、と呼ぶにふさわしいゲームはいくつかありますが、『囚人へのペル・エム・フル』は間違いなくそのひとつに数えられるでしょう。 tkool.jp 『囚人へのペル・エム・フル』は八百谷真さんによるRPGツクール Dante98 Ⅱ製の作品で、1998年にフ…

WOLF RPGエディター10周年。ツクールから自作プログラムへ移行し大成功

今年はフリーのRPG制作ツール『WOLF RPGエディター』(以下ウディタ)が公開されて10周年です。 【10周年2つと20周年1つ】 「おかげさまでウディタ10周年ありがとうございます!」とか言ってたらウディタの1ヶ月前にリリースした『モノリスフィア』も10周年…

伝説のFlashゲーム『こ~こはど~この箱庭じゃ?』がプレイできなくなる? それとも存続?

インターネットの隆興期を支えたWebサービス「Yahoo!ジオシティーズ」が2019年3月末をもって終了することは、大きなニュースになったのでご存じの方も多いと思います。 info-geocities.yahoo.co.jp 私も一番最初のサイトをジオシティーズで作ったので、いろ…

アパシーシリーズの佳作『アパシー レンタル家族』がフリーゲーム化

飯島多紀哉さんのサークル七転び八転がりは、これまでにさまざまな作品を世に送り出してきました。やはり人気があるのは『学校であった怖い話』関係の作品なのですが、そうでない作品もちらほらとあります。 そのひとつが2008年リリースの『アパシー レンタ…

冬コミに頒布予定! Fate二次創作ノベルゲーム『Fate/orchestra plot』を要チェック

軽い気持ちで「Fate 同人 ノベル」とTwitter検索してみたら、耳寄りな情報を見つけました。 冬コミ申し込みました!!受かったらFateノベルゲーム完成版頒布予定です!よろしくお願いします! pic.twitter.com/4Hu9MmaTwg — Ekusu(えくす)@fgo (@excuse_fgo)…

インド神話の英雄・アルジュナの壮大な冒険譚をフリーゲームで! 『白銀の守護者よ、ナラを冠せよ 十二年の禁欲』

最近はフリーゲームを取り上げることがすっかり少なくなってしまいましたが、このたびとても興味深い作品がリリースされました。 サークルクロチカの『白銀の守護者よ、ナラを冠せよ 十二年の禁欲』。 古代インドの叙事詩「マハーバーラタ」における英雄・ア…

二次創作を殺し、また新たに生み出した虚淵玄シナリオ「Fate/Accel Zero Order」

先日から始まっているFGOのイベント「復刻版:Fate/Accel Zero Order -LAP_2-」、ラストまでプレイし終わりました。私は2017年の元旦からFGOをプレイしたため、このイベントは未経験でした。ずっと楽しみにしていたのですが、本当に楽しかった。特にケイネス…

『ビジュアルノベルをレビューするビジュアルノベル』をレビューしてみた

商業・インディー問わず、ゲームクリエイターが例外なく渇望するもの、それがレビューです。 私はフリーノベルゲーム作家としてクリエイター人生をスタートさせましたが、その頃からさまざまなレビューサイトにお世話になってきました。自分の作品が取り上げ…

『西暦2236年』レビュー後編――わたしを、そしてノベルゲームをフカンするノベルゲーム

※ネタバレを含みますので、未プレイの方はご注意ください。 ※未読の方はこちらからどうぞ。 『西暦2236年』レビュー前編――変わらぬ風景、変わらぬ人類の未来SF ――西暦2236年4月1日――99通のメールが届いていた――99通まったく内容が同じそのメールの送り主は………

『西暦2236年』レビュー前編――変わらぬ風景、変わらぬ人類の未来SF

ノベルゲームの傑作・良作はだいたいSFである。 そもそもSFの定義は――という議論が長年続いているわけだが、日本SFファングループ連合会議による「星雲賞」の受賞作・候補作を見てもわかるように、とにかく幅広い。アニメ『けものフレンズ』のメディア部門受…

【朗報】サスペンスノベル『いえのかぎ』ついに再始動

サスペンスノベルゲーム『いえのかぎ』については、当ブログでも何度か取り上げたことがあり、レビューも書きました。 www.araicreate-blog.com 同人即売会では何も問題なくリリースされているのですが、やはりダウンロードストアで正式販売されて欲しい……そ…

考察系SFアドベンチャーの良作『MYTH』の新作が10年ぶりに登場

今から10年前、2008年は今思えば同人ノベルゲームがもっとも盛り上がっていた時期だったかもしれません。ノベルゲームエンジンが成熟し、同人ゲームのレビュー・紹介サイトが多く健在で、PCゲーム自体がまだ今より元気がある頃で、何よりスマホゲームのよう…