Arai Koh's Create Life

シナリオライター・アライコウのブログ。創作、新旧のインディーゲームなどについて書きます。

杏ファンは必見、CLANNADの二次創作アドベンチャー『杏アフター』

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 今、CSのTBSチャンネルでアニメ版『CLANNAD』が放送されています。

www.tbs.co.jp

 原作は一度もプレイしたことはないのですが、このアニメ版はとても楽しんで視聴していました。細かいところは忘れてしまったので、今でも新鮮な気持ちで見ることができています。っていうか、もう10年前の作品ですか……。

 さて、アニメを見ていて思い出したのが、こちらのゲームです。

杏アフター
杏アフター

 CLANNAD二次創作アドベンチャーの『杏アフター』(18禁)
 18禁ですがストーリー重視の作品で、だからこそ私も購入しようと思い、そして良作だと感じました。

 制作したサークルはずいぶん前に消えてしまったのですが、こうしてまだDLsite.comで販売が継続されているのは喜ばしいことです。ご存じない方も多いと思うので、かつて運営していたレビューサイトに載せていたレビューを再掲したいと思います。ただしネタバレ全開なのでご注意を。

 

 

 

 

 

 

 


―杏に幸せになってほしい人へ―

 CLANNADの二次創作。2008年から2009年にかけて放映されたアニメ版で、より多くのファンを獲得したと思われるこの作品だけど、二次創作のアドベンチャーはあまり数がないように思われる。なのでCLANNADファンは必見と言わざるを得ないだろう。

 渚が亡くなり、汐との生活を再開してからしばらく。自分の誕生会を仲間たちと祝うくらいに、朋也は日常を取り戻していた。そんな時、一時的に仕事が忙しくなることになった朋也は、汐の世話を杏に任せることになる。
 このように「杏ルートのアフター」ではなくて「アフターストーリーにおけるif」の物語だ。オープニングでの愉快な掛け合いから始まって、母親のような存在感を持ち始める杏に心揺れる朋也、朋也の幸せを願う古河の両親、そしてずっと秘めていた杏の想い。どれもが淀みなく流れ、キャラの台詞がアニメ版のボイスで脳内再生されること請け合い。作者は本当にCLANNADが好きなんだなあと随所で思わせた。

 朋也も杏も立派な大人なので、ふたりきりになればどちらからともなく体を重ねる。エロとストーリーが見事に両立しているのが本作の特徴なのだ。こういう作品はそんなにないので、嬉しくなる。
 そして「渚の代わりではない、藤林杏として一緒にいてほしい」という朋也の言葉は、古めかしい黄金パターンとわかっていてもグッと来た。山あり谷ありの末に迎えるハッピーエンディングはやはり最高。

 選択肢はなく、2時間程度の短めなプレイ時間だが、非常に上質なifストーリーだった。何より杏に幸せになってもらいたいなら、これをプレイするしかないのでは。さらにアフターが読める続編があるので、ぜひそちらも。


 

 というわけで、CLANNADファンには全力でおすすめです。