Arai Koh's Create Life

シナリオライター・アライコウのブログ。創作、新旧のインディーゲームなどについて書きます。

ファンは見逃せない! FGO二次創作ノベルゲーム『虚構特異点 隔絶聖杯異譚』

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 ここのところ個別のインディーノベルゲームの記事が途絶えがちでしたが、冬コミも近いので、注目作品についていろいろ書いていけたらと思っています。

 私は今年の元日から『Fate/Grand Order』をプレイしはじめました。同じく今年からはじめたという人は相当の数に上ると思います。FGOは今や二次創作の一大ジャンルになっており、冬コミでも数え切れないほどのブースが作品を出すことと思います。その中には同人誌だけでなく、ノベルゲームも。
 Fateの二次創作ノベルゲームといえば、以前も記事にしたことがある『The Law of Contradiction』などがあります。

www.araicreate-blog.com

 Fateワールドは魅力的かつ奥深く、それだけに自分で書こうとなると非常にハードルが高く、読み応えのある二次創作ノベルゲームは両手に余るほどしか存在しなかったと思います。しかし今回ご紹介するサークル水面下の『虚構特異点 隔絶聖杯異譚』は、そのうちのひとつに間違いなく加えられそうです。

suimenka.starfree.jp

6度目の定礎復元から数日後
観測された微小な特異点へレイシフトした主人公とマシュ
そんな二人を待ち受けていたのは、森の奥にひっそりと建つ古びた洋館だった

表と裏、二つの世界
昼と夜で異なる様相を見せる館を舞台に、魔術師の謀略に立ち向かう

「今一度、おまえと共に」
――これは、あの悪夢の続きだ

 パートナーのマシュ、何やらキーパーソンっぽい巌窟王、サポート役のロマニと諸葛孔明、そしてオリジナルキャラクターを交えたオリジナルストーリーが展開されるようです。
 シナリオ、グラフィック、スクリプトをすべて1人で担当というのがすごいですね。今まで多くのインディーノベルゲームをプレイしてきましたが、この手の「ほとんど自分で全部作った」というのは良作であることが非常に多い印象です。また、ツールはティラノスクリプトのようです。
 システム上の見どころは、主人公の名前と性別を変更できること。イベントに違いが出るとのことで、少なくとも1回は繰り返しプレイが楽しめそうです。そして大事なことが開発日誌に書かれていたので引用してみます。

FGO本編は主人公のセリフは全て選択肢で表現しています。
当初はこのスタイルを継承するつもりでいましたが、これがかなり難しいです。
主人公を喋らせるたびにリアクションを二通り用意しなくてはならないのはかなりの苦行です。
指示を受けて了解と返すだけでも二つ用意しないといけません。
その場合似たような選択肢が並ぶことになり、選択肢である意味が薄くなります。

一択のみの選択肢を使う手もありますが、それも複数回使えば選択肢である意味がありません。
更にこの選択肢も男女で口調を変える必要があります。

……といった事情で、本作は主人公が普通にしゃべります。

 本編と違い純粋なノベルゲームなのだから、これがベストだと思います。Twitterでは日々ぐだ男やぐだ子が登場する二次創作マンガが投稿されていますし、プレイヤーもきっと違和感は持たないと思います。

 そんなわけで、間違いなく購入するだろう一品。興味を持たれた方は、まずはPVからチェックしてみましょう。