Arai Koh's Create Life

シナリオライター・アライコウのブログ。創作、新旧のインディーゲームなどについて書きます。

今RPGを作るなら? RPG制作ツールまとめ

 ノベルゲーム制作ツールの歴史の記事は、予想以上に多くの人に読んでいただけました。ノベル・アドベンチャーゲームの愛好家が多いことを再確認できて嬉しいかぎり。

araicreate.hatenablog.com

 しかしアマチュアクリエイター&プレイヤーにより人気のジャンルはRPGでしょう。自分も近頃RPGを作りたいなあと思っているので、現在のRPG制作ツールはどんな状況なのかまとめてみました。

RPGツクール

公式サイト:ツクールweb

 みなさんご存じのRPGツクール。最新作は『RPGツクールMV』です。シリーズ初のマルチプラットフォーム対応で、より多くのプレイヤーに遊んでもらうことが可能になりました。特にニコニコのRPGアツマールには、連日いろんな作品が投稿されているようですね。ブラウザでプレイできるというのは、これからますます重要視されるでしょう。
 今後はMVを前面に押し出していくのでしょうが、その前の『VX Ace』などもまだまだ現役。というか『2000』も現役。どんだけロングセラーなのか。

WOLF RPGエディター

公式サイト:WOLF RPGエディター公式サイト

『シルフェイド見聞録』『シルフェイド幻想譚』『片道勇者』などで知られるSmokingWOLF氏が開発したツールです。略称は『ウディタ』。アマチュアの間では絶大な支持を受けるクリエイターの手によるものだけに、リリース直後から話題となり2008年の窓の杜大賞で銀賞を受賞しました。
 このツールの特色は、何といっても無料であること。このためにツクールではなくこちらを選んだ人も多いでしょう。そしてRPGと名が付いていますが、工夫次第で多彩なジャンルのゲームを作れます。
 公式コンテストの「WOLF RPGエディター コンテスト」も毎回好評。特にお金のない学生クリエイターにとっては、最善のツールになりそうです。

SMILE GAME BUILDER

公式サイト:SMILE GAME BUILDER

 株式会社スマイルブームが開発したツールです。最大の特徴は3Dで作れるということ。3Dモデルを配置するだけで立体的なマップを作ることができます。フィールドだけでなくバトルも3Dにできます。豊富なキャラ素材、モンスター素材が用意されているのも嬉しいところ。
 販売はSteamでのみ行われています。2Dじゃなくて3DのRPGを作りたいんだ! と考える人にとっては、第一候補となるでしょう。

SRPG Studio

公式サイト:SRPG Studio

 普通のRPGじゃなくてシミュレーションタイプのRPGを作りたい! そんな人にはこちら。多くの設定を簡易なエディタ上で行えて、初心者に優しい作りです。サイトに制作講座やプラグインが完備されているのもグッド。
 DLsite.comの専売で、現在までに2,500本近くの売上を記録しています。決して安価ではないのにこの本数はすごい。ユーザーの評価も非常に高いです。「ファイアーエムブレムっぽいのにしたい」ならば、これでしょう。

タクティクスチャレンジ

公式サイト:ヒットポイント

 有限会社ヒットポイントの開発。その名のとおりタクティクス系のシミュレーションRPGに特化したツールです。
「タクティクスチャレンジv2」というツールをインストールすることで、無料でゲームをプレイできるようになります。クリエイターはアカウントを購入することでゲームを制作し、公開することができます。
 プレイヤーにツールをインストールしてもらわないといけないのは、多少ネックな部分かもしれません。しかし他ではできない作品に仕上げることができそうです。

シミュレーションRPGエディター2

公式サイト:おもしろゲーム神殿

 シミュレーションRPGを作りたい、でもできれば無料のツールを使いたい……というクリエイターの期待に応えてくれそうなツールです。
 まだβ版ですが、実際は完成版にしてもいいクオリティになっているとのこと。商用利用も可能です。

GAME DESIGNER WORLD

公式サイト:PLiCy

 フリーゲーム投稿・配信サービス「PLiCy」内のサービスです。ブラウザ上で作れるというのが最大の利点となりますね。初心者から上級者まで幅広く対応しているという印象です。アプリ化して外部で配信することも可能です。

WWA Wing

公式サイト:WWA Wing

 WWAはブラウザRPGを作れるシステムで、スタートしたのは1996年とかなりの歴史があります。これを2015年から新技術でリメイクした非公式プロジェクトがWWA Wing、ということです。
 全体的にシンプルかつレトロな感じですが、毎年コンテストが行われており、ユーザーの根強い人気があるようです。


 というわけで、ツクール以外にもいろいろあります。自分の作りたいゲームに合わせて選ぶとよいでしょう。